同志社グリークラブ第109回定期演奏会
開催日：2013年(平成25年)12月1日　会場：京都コンサートホール 大ホール

「　感動の第109回定期演奏会　」

少し寒さが和らいだ師走の京都でした。同志社グリークラブ恒例の第109回定期演奏会の開催される京都コンサートホール大ホールには、開場前から長蛇の列が出来ていました。開場が始まると、どんどんお客さまが入場され、ホールのホワイエは多くのOBが顔を見せており、和やかな雰囲気で開宴を待っていました。撮影位置に座わって見渡すと、ホールは3階席までほぼ満員。

いよいよ本番です。カレソンに始まったステージは全部で5つ。

第1ステージは、今年のコンクールの自由曲に選んだ信長貴冨先生の「ラグビイ」風の音をさわやかに表現していました。
第２ステージは高嶋みどり先生の「風に鳴る笛」非常に難しい曲を見事に演奏しました。
第３ステージは信長先生の「くちびるに歌を」夏のサマーコンサートのときとは、比較にならないほどレベルの高い演奏です。
第４ステージはアラカルトで「クリスマスの祈り」と題して讃美歌など耳に心地よい歌が続きました。
第５ステージは髙田三郎先生の名曲「水のいのち」今年も浅井敬壹先輩を招き堂々の演奏でした。人生そのものを歌った「水のいのち」を見事に歌い切りました。

アンコールで特筆すべきは、トップテナーの巨漢O君の「雨」のソロでした。160キロあるという体の持ち主ですが、その巨漢からかもしだされる繊細な歌声に、誰もがアッと言いたくなるほどでした。多田メロディーの「雨」を見事に聞かせてくれ、満席のホールは、ブラボーの嵐でした。毎年沢山の演奏会を聞いている筆者ですが、久しぶりに凄いブラボーやウォーというかけ声を聞いた気がします。

ホワイエには合唱コンクールの賞状と盾が誇らしく飾られていました。来年は１１０周年という区切りの年です。今以上のグリー大活躍を祈念しております（S44年卒　藤田和久）