立教大学グリークラブOB・東京クローバークラブ が贈る歌による聖餐式「Missa Cantata」(Sung Eucharist)


演奏会名
『歌による聖餐式』 「Missa Cantata(Sung  Eucharist)」聖餐式の中でミサ曲を奉唱します【聖餐式司式】立教大学チャプレン 司祭/金 大原(キム・デウオン)

演奏曲目等

ミサ曲 『Missa Sao Sebastiao』(聖セバスチャンのミサ曲)
作曲:Heitor  Villa-Lobos (エイトル ヴィラ・ロボス)
指揮:前川 和之(立教グリーOB、1988年卒)


出演者
立教大学グリークラブOB男声合唱団・ 東京クローバークラブ

演奏日時

2016年1月23日(土) 開場/15:30  開演/16:00

演奏会場

立教学院諸聖徒礼拝堂(池袋チャペル) 入場無料

われわれは、キリスト教教育を柱とする大学のグリークラブとして、また辻荘一先生、皆川達夫先生を部長教授に戴く合唱団として、創部当初から宗教曲を歌い続けてきました。しかし宗教曲が本来歌われるべき場所である肝心の母校チャペル(正規には聖歌隊が組織されています)で演奏することは、極めて稀なことでした。そんなわれわれに、チャペルでのコンサートの企画が持ち上がり、それならばただの演奏でなく、通常文ミサを本来の礼拝形式で、という願ってもない望みがかなえられたのが、今から5年前の2010年1月です。

「宗教曲を本来の場所と形式で」という趣旨ですから、これはなにはさておき同志社(東京クローバー)のみなさんともご一緒したい!とお声がけさせていただきましたが、準備期間の問題もありこのときは「望みの島」一曲のみとなりました。そして今回、チャペルでの2回目に際しては、いよいよ通常文ミサをご一緒いただけることになりました。

取り上げるミサは、近代ブラジルを代表する作曲家、ヴィラ=ロボスの「サン・セバスチャンのミサ」。ヨーロッパの宗教音楽の伝統をしっかり継承しつつ、そこにラテンアメリカテイストを交えた名曲です。本来は女声(童声)3部で歌われることが多い曲ですが、今回の同立演奏のために、若干楽譜に手を入れて、より男声合唱らしく演奏します。2016年はオリンピックも開催され、世界的には「ブラジルイヤー」とか。別に大衆に迎合するわけではありませんが…

歴史と伝統、宗教曲に対する価値観を共有することができる、これぞ「同立」のなせるわざ。この歓びをみなさんと分かち合いたいと思います。

立教OB 前川 和之