〈OB会情報〉東京クローバークラブ
「JIFA創立50周年、イスラエル独立68年記念の夕べ」のご報告

東京クローバークラブ、与えられた恵み豊かなひと時・・・・



 平成28年5月30日(月)、東京クローバークラブ(以下TCC)は今迄参加して来た各種の演奏会、或いはお話し頂いた各地の教会での奉仕とは異なる、極めて有意義な且つ感謝に満ちた演奏会に臨むことができました。 (演奏会場は千代田区いきいきプラザ一番町カスケードホール) 日本イスラエル親善協会(以下JIFA)の会長秋山 哲氏(昭和32年同志社大学経済学部卒。元毎日新聞社常務取締役・経済学博士。彼の甥がTCCのメンバーの一人というつながりもありました。)から昨年末ご丁寧なお招きを頂きました。「“JIFA創立50周年、イスラエル独立68年記念の夕べ”で、イスラエルの歌を含めて男声合唱を披露していただけないか・・・?」というものでした。 
ヘブライ語によるイスラエルの歌を歌うというのはTCCにとって初めての経験でしたが、喜んでお引き受け致しました。
以来5か月間、指揮をお願いした小川明子先生ご指導の下、一生懸命イスラエルの歌に向き合ってきました。時には、確実に進むグループ内の高齢化が練習の足を引っ張ることもありましたが、JIFAからお越しいただいた理事のお一人で、来日40数年のイスラエル人女性にヘブライ語の特訓を受け何とかそれなりの域に辿り着いたと思います。

演奏会当日は、ルツ・カハノフ駐日イスラエル大使、サヴィオン・ヴィダ―ゴルン公使を初め大使館関係者、外務省から担当課長、そしてイスラエルとつながりのある多くの方々で200人の会場はほぼ満席となりました。
全ステージのピアノ伴奏を井上美都先生にお願いし、両国国歌、「君が代」、「Hatikva」に続き、苦心した「Halichah Lekesaria」、「Yerushalaim shel zahav」、「Rakefet」 等のイスラエルの歌6曲をTCCのコーラスで。 続いて小川先生が「さくらさくら」、「初恋」、「城ケ島の雨」等の日本歌曲6曲を美しいアルトにのせて豊かな情感をもって披露されました。最後は再度TCCで「故郷」、「春の小川」、「茶摘み」、「夏は来ぬ」、「紅葉」等11曲による「男声合唱のための唱歌メドレー ふるさとの四季」で幕となりましたが、客席から「ブラボー!!」と大きな声がありました。

後日、多くの方々から身に余る賛辞を頂きました。「興奮した。予想以上に素晴らしかった。」「これまでのJIFAの“独立記念の夕べ”で恐らく最高の演奏会だったであろう。」「ヘブライ語であれだけ歌える合唱団はないだろう。」「おじいさんたちが舞台に上がってきてどうなるかと思ったが、同志社はうまいね。すごいね。」 等々。いささか面はゆい気も致しますが、何と言ってもお聴きいただいたお客様に一様に楽しんでいただけたこと、そして、遠く極東の日本にきて頑張っておられるイスラエルの方々が、お国の歌を聴いて目を潤ませておられたということをお聞きするにおよび、「合唱冥利に尽きるひと時であった・・・」 という感謝の思いに満たされました。
終演後ホールのホワイエで催されたお客様と出演者が一堂に会しての、“イスラエルのぶどう酒とパンとオリーブによる懇親のひと時”も、ささやかであっても二つの国をつなぐ確実に心の通ったひと時であったこともお伝えしておきましょう。

東京クローバークラブ
広報  池田研一(S42年卒)