〈OB会情報〉
2016年「30年会」開催のご報告
対象学年:S58年卒〜平成元年卒(幹事学年S61年卒)




同志社グリークラブ卒業30年会報告
~いっぱい歌えた30年会!~


30年会幹事 
藤 浩和(昭和61年卒


2016年の同志社グリークラブ卒業30年会は、11月12日(土)午後4時より昨年と同じく「リバースイート京都鴨川迎賓館」にて開催されました。参加者は昭和58年から平成元年までの7学年卒業生とご来賓としてピアニスト長島優子先生、そして現役からの合計48名でした。今回30年会を卒業されたのは昭和58年卒の方々で、幹事学年は昭和61年卒が担当しました。

開始前の練習は会場内のチャペル(鴨川が見渡せる結婚式場)で、予定通り2時間みっちり行いました。発声練習から始まり徐々にトーンは高まって、とても練習とは思えないほど真剣な雰囲気となりました。30年前を思い出す余裕はなく時間はあっという間に過ぎ、最後は汗だくでしたが心地良い気分に。練習後にチャペル外にて記念写真を撮りました(帰り際に写真を頂きました。素早い対応に感謝です!)。







総合司会(松浦君)の開始アナウンスが入り、幹事学年を代表して私、藤が挨拶。今回30年会の趣旨説明。時間が許す限り、皆で歌い合い仲間として一つになることによって新たな感動を覚え、今後20年、30年活力への礎となる「いっぱい歌える30年会」にしたいと。そして、遥々マレーシアからお越しの諸江先輩(昭和59年卒)に乾杯の音頭をとって頂き、開宴となりました。

現役幹事長挨拶の後、暫し歓談してから(ろくに食事する暇なく)、いよいよ開演。福原君の司会で進められ、最初は神谷伸行(昭和61年卒:第54代学指揮)の指揮で、「Hail Our GLEE CLUB」、「最上川舟歌」と続き、「Ride the Chariot」。西山先輩(昭和59年卒)と灰塚君(昭和61卒)による息の合ったソロに久々感激。「月光とピエロ」では、Ⅰ月夜、Ⅱ秋のピエロ、Ⅳピエロの嘆き、と立て続けに熱唱。次は、高橋圭二先輩(昭和60年卒:第53代学指揮)の指揮で、『月下の一群』より、「海よ」、「秋の歌」。そして、「The Impossible Dream」。其々、長島優子先生のピアノ伴奏で歌いました。高橋先輩は同志社グリークラブ創立80周年時の学生指揮者、当時と変わらない熱意ある指揮はすごく感動的でした。最後は、須藤彰治先輩(昭和59年卒:第52代学指揮)の指揮で、『わがふるき日のうた』から、「郷愁」、「鐘鳴りぬ」と「新しき歌もて」(詩編98)そして今回ご欠席でした第51代学生指揮者、楠先輩が4回生の東西四大学合唱演奏会のアンコールで指揮された「Beati Mortui」を楽譜にはなかったのですが合唱しました。須藤先輩は第一回ヨーロッパ演奏旅行時の学生指揮者、歌いながら諸先生(福永先生、富岡先生、大久保先生、遠藤先生、長田先生など)が何故か思い出され、30年前に浸った不思議な気持ちでした。それにしても、指揮者3名で60分間休憩もなく一気に歌い上げ、容姿は変われども歌う脳は30年前と同じか(あるいは進化したのか)、より良いものを追求する同志社グリークラブのDNAを呼び覚ましたのか、真剣な演奏の中に感動と達成感を味わうことができました。


送別式典は藤が司会を務め、30年前のFarewellを思い出させる終始厳かな雰囲気で行われました。まず、卒業学年(昭和58年卒)5名の先輩(写真右より池田様、上田様、小田垣様、高井様、武田様)に一言ずつご挨拶を頂きました。


「卒業して年数が経つほど同志社グリークラブのすばらしさが分かってくる」との高井先輩の言葉は印象的でした。記念品贈呈(プレゼンターは久保君)の後に、「送別の歌」(指揮は須藤先輩)を全員で歌いました。次に、送るメンバーだけで「You’ll never walk alone」(指揮は高橋先輩、ピアノ伴奏は長島優子先生)、そして全員で「Doshisha College Song」(指揮は神谷氏)で締めました。次年度幹事引継ぎ式で30年会フラッグが引き渡され、昭和62年卒業の高梨氏より来年開催に向けての決意表明がなされ、式典は終了。その後、会場が閉所する最後まで皆で歌い続けて、閉会となりました。

ちなみに、幹事学年から卒業学年への記念品は、クラーク館3Dオブジェ。参加者全員へは、現役時代の懐かしいお宝が詰まったDVDと同志社グリークラブロゴ入り携帯ストラップ。また、諸江先輩からは「2017年聖句と花のカレンダー(聖句選定は昭和61年卒の加藤君)」を参加者全員に頂きました。ちなみに、当日歌った曲の楽譜は予め一冊に纏めて参加者に配布しています。

   

「いっぱい歌える30年会!」とのコンセプトで臨んだ30年会でしたが、まさに「いっぱい歌えた30年会!」でした。旧交を温め歓談する時間も惜しいくらい、ひたすら歌い続けられた源泉は、現役時代に経験した多くの感動の中にあると考えます。よって、今回30年会での経験(感動)は、次なる40年会へ繋がるものと確信して止みません。


 <追記>

海外から、日本各地から、ご多忙中にも関わらず参加して頂きました皆様、また、ピアノ伴奏のみならず多くアドバイスしていただきました長島優子先生、開催にあたって尽力してくれた事務局の斎藤(斎)君をはじめ一致協力してくれた同期の皆々、そして諸先輩、後輩の皆さまに深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

以 上


幹事学年 昭和61年卒メンバー